JICAナミビア協力隊の首都での現地訓練について
2018年7月
首都での訓練を1か月行いました。
言語の勉強をするのだと思っていましたが、あまり英語の勉強をしたという印象はありませんでした。
ナミビアでは予定通りに行うということが普通ではないため、急にやることを言われることが多く、かなり右往左往させられました。準備する時間があまりなくブツブツと言いながら、準備をして首都ウィントフックの小学校で模擬授業を行わせてもらったりしました。
子どもたちは、とても元気でとても癒されました。
訓練中には日本大使館へ行き、ナミビア日本大使にご挨拶をしました。
これから行く予定の場所について、これからの活動について、様々なことをお話させていただきました。
やはり、公的な建物ということでセキュリティチェックがしっかりしていました。
中は日本の物が多く置いてあり、当然ですが日本人がいるので、日本のオフィスにいるようでした。
日本茶をいただきホッさせてもらいました。
ナミビア大学での理科の実験を行う研修に参加
理科の研修があるということで、急遽参加させてもらうことになりました。
今後教員になるという学生たちが学ぶ場を知ることができ良かったです。
顕微鏡の使い方や砂鉄を使った磁石の実験など、日本の小学校で教える内容を取り扱っていました。
学生たちがつくったであろう水の循環システムや体ののポスターなどが貼ってあり、こうした教材づくりもナミビア大学で学んでいるのだということがわかりました。
ナミビアの交通事情について
ナミビアは最も交通事故が多い国の一つです。2011年には先輩隊員で首都から任地へ移動する際に、正面衝突で亡くなっています。その事故現場へ行き、手を合わせました。車線が1車線ずつしかなく、前の車が遅いと反対車線に出て追い抜きます。なので、正面衝突が起こってしまうのです。「今後このような事故が起きないように見守ってください」と心の中でお伝えしました。
流しのタクシーはあまりよくないとのことで、首都ではJICA御用達のタクシー(割高)を呼んで移動をしています。その御用達のタクシーも25万キロを超えていました。なので、途中で故障して動かなくなってしまったことがありました。
しかし、すぐに手直しで直してしまうことができます。こういった生きる力があるところに驚きを感じました。
JICA事務所の近くのドミトリーで同期3人で共同生活をしました。そのドミトリーには、アンゴラ人やジンバブエ人もおり、インターナショナルなドミトリーでした。その中でも、ジンバブエ人のTedさんが毎日一緒の時間帯に料理をしていたり、ワールドカップの時期でもあり一緒にサッカーを見たりして、とても仲良くなりました。
お米を鍋で炊く方法やアフリカの料理をジンバブエ人のTedさんに教えてもらいました。
最終日には4人でご飯を食べに行きました。近くにはポルトガル料理、エチオピア料理、中国料理などがありますが、Tedさんは海の幸を食べたことがないということで、ポルトガル料理店へ行きました。
ジンバブエは海に面していないということもあり、初めてのエビにとても興奮していました。
Tedさんに料理教えてもらいました。
ポルトガル料理店には、生ガキもあります。
ナミビアはカキの名産でもあります。
首都での訓練の最終日は同期の誕生日でもあり、お祝いをしました。
一緒に買い物をしたり、ご飯をつくったりして、ずっと1か月間一緒に過ごしていたので、同期とTedさんと別れるときは少し寂しさもありました。
この寂しさも次へのステップ!と思いながら任地へ行きました。
お祝い
首都で食べたモパネワーム
首都の教会
首都の夜景