ナミブ砂漠に行く前に必ず読んでおきたい豆知識
ナミブ砂漠について(Namib desert)
ナミビアは観光する場所が多く、海外からの旅行者が増えており、最近では日本人観光客も増加傾向にあるといいます。
レンタカーでナミブ砂漠公園内のデッドフレイ近くまで行くこともできますが、四駆でないと行けませんし、砂でスタックすることも多いので、国立公園内のシャトルバスを利用した方が良いでしょう。
また、とても乾燥していて日が昇ると気温が高くなるので水を必ず持っていってください。
サンダルは気持ち良さそうにも思いますが、砂が熱くなっているので、スニーカー等の方がオススメします。
では、
観光先の人気の一つ、「ナミブ砂漠」について紹介したいと思います。
ナミブ砂漠は、世界遺産になっており、ナミビアの西にある海岸一帯にかけて南北に1,288km砂漠が続いています。
世界で最も古い砂漠
約8000万年前から現在まで存在し続けています。大西洋を北上する寒流・ベンゲラ海流の影響で生じた砂漠です。
雨はほとんど降らないのですが、霧が現れることが多く、その水分で動植物たちは生き延びています。また、その濃霧や沿岸の激しい暴風や波の荒さよって、船やクジラなどが海岸に打ち寄せられることが多く、その海岸は「スケルトンコースト(骸骨海岸)Skelton coast 」と呼ばれています。なんと、日本の漁船も去年2018年3月に難破しています。
ここまで漁に来ていることに驚きですね。
参照
Japanese fishing vessel stuck near Walvis Bay | Namibia Economist
赤い砂漠と白い砂漠があり、赤い砂漠は、酸化鉄の色によって赤く見えます。そのため磁石で砂鉄を集めることができます。
来た際には磁石を持ってくると面白いと思います。
また、「DUNE45」という砂丘(85メートル)に登りました。登ることが許されている数少ない砂丘です。
そこからの景色は格別です。これらの砂は500万年前に構成された砂と言われています。
45とは、セスリエムと言われる国立公園の入口から、45キロの地点にあるため、「DUNE45」という名前だそうです。
セスリエム(Sesriem)は、国立公園の入口となっており、国立公園内の宿泊施設(テント)に泊まらなければ朝日は見ることができません。
しかし、開園後に入っても充分きれいに砂漠は見ることができます。
「ソーサスフレイ」Sossusvleiとは、国立公園内にある全体を指すようにもなってきたそうですが、
この場所には、約30年に一度、水(洪水)が流れ込みます。赤い砂丘と砂丘の間に沼地ができる場所のことを指します。
そこが干上がることで、砂丘の間に塩や粘土などが残り、それが石灰化したものが白い状態になるのです。
ちなみに「フレイ」vleiとはアフリカーンス語で沼地のことを指します。
「デッドフレイ」Deadvlei
ここが、絵のような有名な場所です。
もともとは沼地だった水が600~700年前に枯れてしまい、生えていたアカシアの木なども枯れてしまいました。しかし、とても乾燥しているため、分解されることがなくそのままの状態を保ち、独特の風景を保っています。
なぜ、「デッドフレイ」Deadvleiという名前かというと、
先も話したように、この場所には、20〜30年に一度、水(洪水)が流れ込みます。沼地ができそこに草木が生えます。
その後、風によってできた砂丘によって、流れる場所が塞がれてしまい、永遠に水が流れ込むことができなくなった場所なのです。
なので、「デッドフレイ」Deadvlei (死んだ沼地)という名前なのです。
ちなみにこの周りの砂丘は、海からの強風と山からの強風によって形作られました。
キメの粗いものは山からの砂で、サラサラとしたキメの細かいものが、海からの砂です。
ぜひ行った際にチェックしてみてください。
そして、少しずつ風によって砂丘は動いています。何百年後にはこの「デッドフレイ」はなくなってしまうと聞きました。
しかし、なくなってしまったときには新しいその沼地ができ、再び砂丘によって水が流れ込むことができなくなり、何千年後には、新しいデッドフレイDeadvleiが完成するのではないかと言う話です。
歴史を感じるナミブ砂漠ぜひ来てください。