ナミビア 〜Nombili のんびり〜

タイトルの「Nombili のんびり」とは私が活動している 地域のオシワンボ語の挨拶で「平穏」「穏やかな」という意味です。世界が平穏であってほしいと願いこのタイトルにしました。青年海外協力隊として活動しながら、大学院にて開発学についても学んでいます。様々な角度から綴っていきたいです。

【自己紹介】学校の先生になった理由。JICA海外協力隊になるまで。

自己紹介

1987年生まれ
中高保健体育免許
小学校免許
社会福祉主事(任用資格)

 

特別支援学校(知的障害)で6年間、児童心理治療施設(児童相談所)内、中学校教員を2年間務めたのち、青年海外協力隊(小学校教育)として、ナミビアに派遣されています。

 

学校の先生になった理由。

私が中学生の時、私の学校はとても荒れていました。タバコの吸い殻や唾などが廊下に落ちている。上級生からの暴行、ケンカ、先生との取っ組み合い、タバコ、シンナー、普通だった友達も素行の悪い方へと流れていく。
学校内で事件が頻繁に起こるので、先生は途中でいなくなり授業は途中で止まることはよくありました。警察の姿も頻繁に学校で見ました。印象に残っているのは、東京への修学旅行。
一人の生徒が観光バスの中でタバコを吸い始め、バスガイドさんが「えっ」と言って引いていました。東京駅地下構内で、生徒同士けんかをし始め、先生が止めに入ったところで、3人ほどの警官がサスマタをもって現れ、取り押さえていました。周りで見ていた人たちが警察を呼んだのでしょう。
そんな学校生活を過ごしていて、将来は先生になって学校を良くしたい。そんな気持ちが芽生えるようになりました。
また、大学時代には、2年間、通年を通して小学校でボランティアをしていました。情熱を注ぐ先生たちの姿、子どもたちが成長していく姿に絶対に先生になりたいという気持ちが強くなりました。

 

海外への興味、海外歴

中学校で聞いた洋楽の歌を聞いたことや、外国人(AET)の先生と話したことがきっかけです。こんな単純なことですが、いつか海外に行ってみたい。洋楽の歌を理解したい。という気持ちが高まりました。
大学時代に春夏の休暇を利用して、オーストラリアで5週間ホームステイ体験、イギリスの大学で3週間の研修、オーストラリアで5週間、日本語ボランティア教師をしました。

教員になってからも、フランス、カンボジアポルトガルなど何カ国か旅行へ行きました。

またポーランドへ2度、研修会に参加したり、ロンドンオリンピック・リオオリンピックを観戦したりしました。


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19歳で行ったホームステイでは、家具の大きさ、食事の違い、スーパーや道路を裸足で歩くこと、赤ちゃんがコーラを飲むなどなど、文化の違いに衝撃を受けました。
全く英語がわからない状態で行き、色々本当にお世話になったホストファミリーに「サンキュー」しか言えない自分がとてもみじめでした。そこから、語学の勉強をし始めるきっかけとなりました。

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夜ご飯がパンケーキのみ。

 21歳で再びオーストラリアで日本語ボランティア教師の体験をしました。この体験は、日本の学校との違い、教え方、考え方の違い、様々な違いを知りました。f:id:jollyoshi:20190723055028j:image

 

教員になってから

 特別支援学校で中学部3年間、高等部3年間勤めました。
単に授業を教えるだけでなく、将来を見据えるということを常に考えていました。高等部卒業後には、会社または、作業所に就労していく子どもたちには、時間がありません。必要なスキルとは何なのか。また、何をもって「障がい」とするのか。よく考えさせられました。どんな障がいがあっても、子どもたちができないと思うのではなく、誰もが才能をもっている信じ、小さな「できた」の積み重ねの大切さを教えてもらいました。

 

 

児童心理治療施設の中学校で2年間

ここでは言うことのできないような、想像を絶する背景のある子どもたちと出会いました。子どもたちが愛情を注がれないということは、これほどまでに影響があるのだということを、実感させられました。劣悪な家庭環境・貧困そういったものは、見えづらいだけで日本にもあるのだということを認識させられました。
そういった反動は違うところで爆発したりします。

指導の方法に悩み、自分自身の不甲斐なさを感じた時もありました。それでも、子どもたちに向き合うことの大切さを改めて学ぶことができました。

8年間、同僚や保護者、生徒など、多くの人に支えられ、私自身成長させてもらいました。

 

協力隊に参加した理由も良ければ読んでください。

私が協力隊に参加した理由と、大学院(開発学)を学ぶ理由。 - ナミビア 〜Nombili のんびり〜