ナミビア 〜Nombili のんびり〜

タイトルの「Nombili のんびり」とは私が活動している 地域のオシワンボ語の挨拶で「平穏」「穏やかな」という意味です。世界が平穏であってほしいと願いこのタイトルにしました。青年海外協力隊として活動しながら、大学院にて開発学についても学んでいます。様々な角度から綴っていきたいです。

ナミビア[服飾]協力隊員にインタビュー,スワコップムンド(Cosdef Arts & Craft Centre)

様々な職種のボランティアが活動しています。

ナミビア協力隊員に聞きました。

 

鈴木あゆみさん 愛知県出身

・職種(活動内容):「服飾」隊員

ナミビア西部のスワコップムンドという町に住んでいます。NGOのコスデフアート&クラフトセンターという専門学校に所属し、地方開発プロジェクトに参加しています。地方に村が多くありますが、そこにはファッションを勉強する学校がありません。そこで私はミシンや裁縫セットを運び、村の女性(20~40歳)に縫製やデザインを教えています。いずれは彼女たちが独立して仕事ができることが活動の目標です。

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デザインした商品が新聞に掲載された

・なぜJICA海外協力隊に応募したのですか。

子どもの頃から「海外で暮らしてみたい」「ファッションのスキルをいかしたい」「人の役に立ちたい」と3つの夢があり、青年海外協力隊を知ったときに「これだ!!」と思いました。

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同僚のみんなと

・JICA海外協力隊に入る前は何をしていましたか。

ファッションの専門学校を卒業した後、自分でデザインした洋服を販売していました。時にはお客様の希望に合わせてウエディングドレスを作ることもありました。一般企業で会社員として働いていたこともあります。

 

ナミビアの印象について教えてください。

広いです!!高いビルがないので、水平線上に太陽が沈むのが見えます。日本のように高速道路や新幹線はないので、どこに行くにも時間がかかりますが、移動中に野生動物や広大な景色が楽しめます。

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・活動で大変だったことを教えてください。

文房具や裁縫セットを配付しても無くしたり、壊したりしてしまう学生が多いことです。皆さんも自分の持ち物には名前を書き、最後まで大切に使って欲しいです。

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授業風景

・子どもたちへのメッセージをお願いします。

中学時代の家庭科の授業で初めて洋服を作った時に興味を持ち、ファッションの勉強を始めました。

初めは絵も縫製も上手ではありませんでしたが、何度も練習してだんだん上手になりました。ナミビアの学生にもあきらめずに何度も挑戦することを伝えたいと思っています。お互い一歩一歩、歩んでいきましょう。

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商品化された生徒たちの作品

※ ナミビア通信No.12 の内容を一部改変したものです。

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