ナミビア 〜Nombili のんびり〜

タイトルの「Nombili のんびり」とは私が活動している 地域のオシワンボ語の挨拶で「平穏」「穏やかな」という意味です。世界が平穏であってほしいと願いこのタイトルにしました。青年海外協力隊として活動しながら、大学院にて開発学についても学んでいます。様々な角度から綴っていきたいです。

【ナミビアのお家】アフリカ人と男3人の共同生活 ~JICA海外協力隊~

ナミビアのお家】アフリカ人と男3人の共同生活 ~JICA海外協力隊~

住まいについては、初めから「共同生活」と書かれており、近くの高校の校長先生と、中学校の英語の先生とともに生活を共にしています。

ナミビア隊員で、現地の人と一緒に暮らしているのは私だけです。一緒に暮らして1年以上が過ぎました。

 

 

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突然始まるパーティー

ご飯は、基本的には自分で作っています。たまに一緒に食べたりすることもあります。パップと言われるポリッジ(粟でできた粉を混ぜたもの)を食べています。

校長先生は豪快で、親戚を連れてきて現地の食事を味わったり、パーティーを家で開いたりして楽しく過ごしています。事前に決まっているわけではないので、いつも突然始まります。ヤギを連れてきて、その場で絞めて解体し、突然夜の11時からバーベキューはじめることもありました。笑 

時には家に帰ってきたら、いつも自分が使っている鍋がヤギの血抜きに使われていて、怒ったこともありました。笑

なんか、部屋が臭いなぁと思ったら、冷蔵庫の横にヤギの頭が置いてあったこともあります。笑 ちなみに頭も煮て食べます。

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閲覧注意

トイレ、シャワー、キッチンは共同で、部屋と冷蔵庫は個別です。トイレットペーパーや、食器用洗剤などの共有物などの消耗品のルールは特に決めていません。

適度に自分が購入したり、同居人が購入してくれたりしています。先日、モップがボロボロになっていたので購入しましたが、その際は、割り勘にしました。電気代は、自分が払い、水道代は同居人に払ってもらっています。

 

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キッチン

家には、洗濯機はありません。冬場はズボンや  (大きなバケツで洗います)上着などを洗うのは大変です。家では、湯は出ないので、冬場は毎回湯を沸かして、1杯のバケツに湯をためて体を洗っています。ちなみに6、7月は毎日10度を下回るため、とても寒いです。

 

ナミビア人は、朝にシャワーを浴びる人が多いのですが、朝のとても寒い時間に冷水でシャワーを浴びているのには、驚きました。この冬の2か月以外は暑い日が続くので、お湯が出なくてもそこまで気にならなくなります。

 

トイレについては自分がトイレ掃除をしても、すぐに汚してしまうので何度も、「Keep clean‼」と言って、よく注意しています。笑 トイレだけはきれいにするように伝えています。

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手洗いで洗濯

 

校長先生は、ファームを持っています。そのため、急にウズラのひなを持ってきて、家の一部がファームになっていたなんてこともあります。

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家の中がファーム

また、家にはゾウのフンが並べてあります。ファームにゾウが通過した際に、持ち帰るのだそうです。そのフンは乾燥させて、煙を焚くことで、鼻の通りをよくしたり、蚊よけにしたりします。伝統的に昔から使われているそうです。

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ゾウのフン

 

 校長先生は30代とまだ若いので、女性を連れこんでいたということもありました。 3人で住んでいるので、もう一人の先生と「彼、昨日は楽しんでいたみたいだね」と話題の一つにしたりしたことも思い出です。。

ナミビア人は話好きでいつも誰かと電話をしています。また、英語の先生なので、いろいろと現地語のオシワンボ語や英語を教えてもらったりしています。話し出すと1時間くらいは話すので、疲れるときもありますが勉強になります。

 

 

一緒に住んでいるといろいろあります。知らない人が家で料理をしていたり(校長先生の同僚だった)、朝起きたら、家の共有スペースで知らない先生と生徒が語学のオーラル試験をやっていたこともありました。(教室が足りないため、校長先生が貸していた。)

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家の中が試験会場

 体調を崩したとき、長期で家を離れるときは、誰かが家にいるというのは安心です。逆に風邪をひいたら、3人ともなったということもありました。運命共同体ですね。笑

 掃除したら一瞬で汚くなったり、休みの朝から大きな音楽をかけてうるさいなぁと思ったりするときもありますが、ともに暮らし、現地に馴染むことができる良い環境だと思います。そんな環境を楽しむようにしています。

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自分の部屋