ナミビア(北部)の年末年始と10年ぶりの雨季
ナミビア(北部)の年末年始の過ごし方について
日本では、神社へ行き、除夜の鐘を聞いて年を越す人も多いと思います。
私の住む地域オカハオでは、ほとんどの人が、キリスト教徒であるため、教会へ出向き、新しい年を祝います。
私も同僚の家族と一緒に教会に行き、2020年を迎えました。牧師さんのお祈りや聖歌の合唱をして、新年が良い年であるように願いました。
ナミビア北部の人たちは大家族であることが多く、一つの家族で100人になることがあります。多くの人が都心へ働きに出ていますが、年末年始は家族で集まることが多いです。
私は元旦に同僚家族と一緒に過ごさせてもらいました。村やキャンプサイトなどに集まり、食事を楽しみます。95歳のおばあさんにお会いしましたが、その子どもたちや孫たち、総勢50人以上の家族で集まっていました。そのおばあさんも杖を持ちながら、ダンスをしていたのがとても印象的でした!
また、ナミビアは南半球になるため、1月は夏になります。元旦からプールに入り、気持ちよさそうに楽しんでいました。
2019年のナミビアはひどい干ばつにより、植物は枯れ果て、多くの動物たちも死んでしまい、深刻な状況でした。
しかし、12月後半から、たくさんの雨が降り、水辺ができ緑が多くなり、過ごしやすい環境になりました。
農業をしている人々はとても喜んでいます。
ここまで緑が多くなるのは、約10年ぶりと聞きました。
そして、様々な植物や虫や動物が姿を現しました。
家の周りには草が生え、家にはサソリも何匹か出現しました。また、家の前で、ヤギの赤ちゃんが生まれました。
この雨季は3月まで続くと新聞で読みました。カウンターパートから、北部オシャカティの病院で5件のマラリア陽性が出たということを聞きました。
これまで過去のナミビア隊員はマラリアの罹患者はいないと聞いていますが、これは恐らく干ばつが続いていることで水辺がなく、アンゴラ側のハマダラ蚊が発生しづらかったことが関係しているのではないかと考えています。
マラリア予防薬を服用しようか検討中です。
これからも、虫よけスプレー等で、入念に予防をしていこうと思います。
ナミビア通信の内容を加筆した記事となります。