協力隊ナミビア派遣から一時帰国をしてよかったこと 〜大学院スクーリングから〜
私は開発学の大学院のスクーリングが日本であるため、ナミビア派遣後3か月目にして、一時帰国をしました。
この日本でのスクーリングでは、日本における過疎地でどのような工夫や開発が行われているのかというテーマで、同期の社会人大学院生とともにフィールドワークを行いました。そこでは、「地域おこし協力隊」(日本国内の協力隊員)が活動している姿も見ることができました。
JICA海外協力隊では、3か月以上経過していないと一時帰国は認められません。また、年間20日間しか任国以外の国で過ごすこともできません。これを任国外旅行と呼んでいます。
2年間で計40日間の任国外旅行をすることができます。私の場合は、23日間利用しました。10日間は日本で過ごしているので、実質ナミビア以外の外国で過ごしたのは、13日間となります。40日間あるので、使わないともったいないという人もいますが、私は、ナミビアは、国内だけで見どころが満載なのでナミビア国内の旅行は充実していました。
一般的には協力隊員は、1年間任国にて過ごしてから、一時帰国することが多いです。または、一度も一時帰国をしないという隊員もおり様々です。
私の場合は、帰国しなければスクーリングの単位を取得できないということもあり、帰らなければならなりませんでした。初めは、同期達が活動をしているのに帰国して良いのかというような変な気持ちになりました。日本に帰ると、手洗いでなく、洗濯機で洗える生活や地下鉄が通っている日本の生活が不思議にも感じました。
3か月を過ぎ任地において何が必要なのかというものがある程度わかってきました。帰国の際に、必要なものを取りそろえたり逆に必要なかったものを持ち帰ったりもしました。
日本に帰るだけで、往復約4日間かかってしまうため、思いついた必要なものはアマゾンで日本の実家へ送り、買いそろえていました。その他には、日本の教科書や教材などを、知り合いの教員と連絡を取り合い、揃えてもらい持っていきました。その他には、殺虫ワンプッシュスプレーも注文しておきました。
一時帰国は、様々な友達にあったりしてリフレッシュを兼ねた部分が多いと聞きますが、自分にとってはスクーリング受講のために帰国したため、まわりに周知することなく、一部の方に会っただけで、あまり知り合いには会うことはできず、日本で開発学や修士論文の書き方などの勉強の滞在となりました。
任国外旅行の日数が減ってしまうということで、日本へ一時帰国しない隊員もいますが、自分は必要なものを任地に来てからそろえることができたことや、自分の家族に活動先の話などができたことが非常に良かったと思っています。また、日本の写真、学校なども含めて多く撮り、活動先の同僚などに日本の紹介ができたことは良かったですね。スクーリングで学んだことは、以下の記事に書いています。
日本の戦後開発の歴史をJICA海外協力隊の活動に生かす。 - ナミビア 〜Nombili のんびり〜jollyoshi.hatenablog.com