ナミビア 〜Nombili のんびり〜

タイトルの「Nombili のんびり」とは私が活動している 地域のオシワンボ語の挨拶で「平穏」「穏やかな」という意味です。世界が平穏であってほしいと願いこのタイトルにしました。青年海外協力隊として活動しながら、大学院にて開発学についても学んでいます。様々な角度から綴っていきたいです。

ナミビア北西部オカハオ(Okahao)の国家遺産バオバブの木(穴場の観光地)

 私の住む街オカハオ(Okahao)は、ナミビア第二の都市オシャカティ(Oshakati)とヒンバ族の住む街(Opwo)の間にある小さな街です。

 

f:id:jollyoshi:20190610180132j:plain

 

 

田舎の街ですが、水や電気は通っており、スーパーや小さなレストランなどがあり、暮らしやすい街です。

f:id:jollyoshi:20190610180443j:plain

 

 このあたり一帯は、オバンボランド(Ovambo land)と言われ、ナミビア人の6割を占めると言われるオバンボ人(Ovambo)の住む土地です。
ただし、首都のウィントフックなどに移住している人も多いです。

 

 また、オカハオ(Okahao)は初代大統領サム・ヌジョマ(Sam Njoma)の出身地としても知られています。

また、現在(2019年6月)の首相Saara Kuugongelwaもオカハオの出身です。

こちらについては記事をご覧ください。

jollyoshi.hatenablog.com

 

 オカハオ(Okahao)のバオバブの木[Baobab tree]は、街のシンボルとして保存されています。
この木の樹齢は、およそ1000 年と言われており、2011 年に国家遺産として登録されています。バオバブの木は幹に多くの水分を蓄えており、乾季になると葉を落とし休眠し、幹内の水分で何千年も、生きのびます。

 

f:id:jollyoshi:20190610180540j:plain

 

 ナミビア独立のためにSWAPO(ナミビア)軍と南アフリカ軍が戦った際には、多くの人たちがこの周りで命をおとしたと言います。
このバオバブの木に首を吊って殺されたとあります。

www.lelamobile.com


 バオバブの木は、大きくなると空洞ができます。この空洞は、人間や動物などの隠れ家となることもあると言われ、独立戦争時には、SWAPO(ナミビア)軍が隠れていたとも聞きました。

f:id:jollyoshi:20190610180642j:plain

人が中にはいれるくらいの大きさの穴

 

また、バオバブの木は、「星の王子さま」にも登場し、大きな木であるため、星を破壊する悪い3本の木として描かれています。
世界大戦当時の日独伊の列強を表しているとも言います。そういったところバオバブの木は、何千年も生きるということから、戦争の歴史などを刻みこむ象徴でもあるように感じます。

f:id:jollyoshi:20190610180748j:plain

 

 バオバブの実は、ビタミンCとカルシウムが豊富です。バオバブの実の飲料水を売っている会社もあるほどです。

www.edenproject.com


実がなると中を割って食べることができます。すっぱいラムネ菓子のような感じです。

f:id:jollyoshi:20190610182125j:plain



 

f:id:jollyoshi:20190610180936j:plain

いくつもの実がなるバオバブの木



現在は、観光場所として土産物が売られ、キャンプサイトなどが併設されています。

バオバブの木はマダガスカルが有名ですが、このナミビアのオカハオ(Okahao)も圧巻される大きな木で、観光地としてまだあまり知られていない穴場な場所なので、時間があればぜひオカハオ(Okahao)にきてください。

 

Baobab Tree - Okahao D3635, Okahao https://maps.app.goo.gl/Vn68Jwu5CLRW428m9

 


参照

ja.m.wikipedia.org

 

オカハオのおすすめ宿泊先

Oest Guest House

0817270929 

1泊450ドル

f:id:jollyoshi:20190727233726j:image

 

小さなレストラン、バーも併設されています。

Go-villa Takeaway & Restaurant

Google マップ

 

https://jollyoshi.hatenablog.com/entry/2019/05/20/224422