ナミビア北西部オカハオ(Okahao)の国家遺産バオバブの木(穴場の観光地)
私の住む街オカハオ(Okahao)は、ナミビア第二の都市オシャカティ(Oshakati)とヒンバ族の住む街(Opwo)の間にある小さな街です。
田舎の街ですが、水や電気は通っており、スーパーや小さなレストランなどがあり、暮らしやすい街です。
このあたり一帯は、オバンボランド(Ovambo land)と言われ、ナミビア人の6割を占めると言われるオバンボ人(Ovambo)の住む土地です。
ただし、首都のウィントフックなどに移住している人も多いです。
また、オカハオ(Okahao)は初代大統領サム・ヌジョマ(Sam Njoma)の出身地としても知られています。
また、現在(2019年6月)の首相Saara Kuugongelwaもオカハオの出身です。
こちらについては記事をご覧ください。
オカハオ(Okahao)のバオバブの木[Baobab tree]は、街のシンボルとして保存されています。
この木の樹齢は、およそ1000 年と言われており、2011 年に国家遺産として登録されています。バオバブの木は幹に多くの水分を蓄えており、乾季になると葉を落とし休眠し、幹内の水分で何千年も、生きのびます。
ナミビア独立のためにSWAPO(ナミビア)軍と南アフリカ軍が戦った際には、多くの人たちがこの周りで命をおとしたと言います。
このバオバブの木に首を吊って殺されたとあります。
バオバブの木は、大きくなると空洞ができます。この空洞は、人間や動物などの隠れ家となることもあると言われ、独立戦争時には、SWAPO(ナミビア)軍が隠れていたとも聞きました。
また、バオバブの木は、「星の王子さま」にも登場し、大きな木であるため、星を破壊する悪い3本の木として描かれています。
世界大戦当時の日独伊の列強を表しているとも言います。そういったところバオバブの木は、何千年も生きるということから、戦争の歴史などを刻みこむ象徴でもあるように感じます。
バオバブの実は、ビタミンCとカルシウムが豊富です。バオバブの実の飲料水を売っている会社もあるほどです。
実がなると中を割って食べることができます。すっぱいラムネ菓子のような感じです。
現在は、観光場所として土産物が売られ、キャンプサイトなどが併設されています。
バオバブの木はマダガスカルが有名ですが、このナミビアのオカハオ(Okahao)も圧巻される大きな木で、観光地としてまだあまり知られていない穴場な場所なので、時間があればぜひオカハオ(Okahao)にきてください。
Baobab Tree - Okahao D3635, Okahao https://maps.app.goo.gl/Vn68Jwu5CLRW428m9
参照
オカハオのおすすめ宿泊先
Oest Guest House
0817270929
1泊450ドル
小さなレストラン、バーも併設されています。
Go-villa Takeaway & Restaurant